すきによんでねブログ

たかはしりおこが140字に収まらないことを書くブログ

『女ぎらい――ニッポンのミソジニー』(上野千鶴子/紀伊國屋書店)

『女ぎらい――ニッポンのミソジニー』(上野千鶴子/紀伊國屋書店)読了。とても面白かった。(ネタバレ等内容に触れる記事ではありません) 女ぎらい――ニッポンのミソジニー 作者: 上野千鶴子 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店 発売日: 2010/10/06 メディア: …

喪服の話

大学に入学するとき、いつ何があるかわからないからと、母が喪服を買ってくれた。デパートに行って一緒に選んだ。あれから8年、幸せなことに、まだ一度もそれを必要としたことがない。/ずっとしまってあって、引っ越しのたびにこんなものもあったなあという…

『みずつき8』を読むそのに

瀧口美和さんの「水音」。どの歌も……!好き……!!!!! 一首目、なくなくなくと続いて「泣く」に着地する感じがすとんと心に響いて、ただ泣いている事実だけが残る感じ……。うーん、上手く言葉にできない。意味としてはなんで泣いているのかとかはわからなく…

『みずつき8』を読むそのいち

6月も終わってしまったしとっても今更なんですけど、『みずつき8』を読んでいます。書きたいことを少しずつぽつぽつ。タイトルにそのいちって書いちゃったけど続くかは不明。 がねさんの「ぱられる」。みずつきはそれぞれの歌が水分を含有(?)しているの…

クロワッサンが食べたくなるドラマについてのつぶやき

TSUTAYAをうろうろしていて気になった『毒島ゆり子のせきらら日記』、最初の一枚だけ借りてきて見ているのだけれど、とても面白い……。まずキャスティングがいいなと思っていて、あっちゃんのことは好きでも嫌いでもないけどこの役が似合いすぎる(これ悪口じ…

2019年6月自選5首

靴を脱ぎできそこないのおきあがりこぼしのようになる午後十時(うたの日/題『起』/2日) この夏の予定について燦々とあなたが手話で咲かす向日葵(うたの日/題『両』/3日) 日の丸の正しい赤を選べないままでまどろむ令和のひなた(Twitter/5日) 中指…

言葉にできない

絶版になっている『ターミナル』の詩はすべて『現代詩文庫平田俊子詩集』に収録されていると平田さんご本人に教えていただき(ついったらんどというのはすごいところです……)書庫から出してもらって借りてきた。買う気はあるけどとにかく早く読みたくて……! …

『夏みかん酸つぱしいまさら純潔など 句集「春雷」「指環」』(鈴木しづ子/河出書房新社)

図書館でまた本を借りた。『夏みかん酸つぱしいまさら純潔など 句集「春雷」「指環」』(鈴木しづ子/河出書房新社)夏みかん酢つぱしいまさら純潔など作者: 鈴木しづ子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/08/20メディア: 単行本購入: 3人 クリック:…

最推しについてのつぶやき

出先で見たサンリオの新しいグッズ、マロンちゃんやバツ丸を見て「ひぇえ~!!!!!お医者さん!?かわいい!!!!!」と思ったのだけれど、他を見たら科学者だったw総選挙のときの近未来的衣装とシンクロさせてあるのね。マロンちゃん女医さんかわいい…

黙祷

2001年6月。黙祷をした一番古い記憶。あなたは「附属池田小事件」を覚えているだろうか。小学生が何人も犠牲になった。あの事件が起きたとき、わたしも小学生だった。 当時事件について詳しくわかっていたわけではないし、今でも詳しく覚えているわけではな…

図書館の話

昨年の夏、こんな記事を書いた。 この図書館には利用者のおすすめコーナーがある。所定の用紙に紹介文を書くとその本と一緒に並べてくれるコーナー。当時、この『宝物』についてブログ記事より少し簡潔に書いたものを投稿した。そのコーナーに置かれてからは…

2019年5月自選5首

傘になる 誰かの首を絞めることもできる両手で雨粒を抱く(うたの日/自由詠/10日) とくべつだ きみの名前を呼ぶ前にちいさなドラムロールが響く(うたの日/題『恋』/11日) 次々と切り刻むのが気持ちよく無心で作っていくラタトゥイユ(Twitter/20日)…

つぶやき『ピンクのクラウン』

ピンクのクラウンを乗り回す婆さんになりたいなとふと思ったけど、婆さんと呼ばれる歳で車を乗り回すのは周りの人に迷惑をかける可能性が高まる。となると、私有地で車を乗り回し、外出のときはタクシーというのが望ましい。そんな生活を考えたらお金はあれ…

死にたがりのわたしのちいさな話

ずっと死にたかった。ずっと死にたかったといっても、自殺しようと思ったことはない。そんな度胸はわたしにはなかった。それでも、本当につらくなったらいつだって死ねる、それがわたしの希望だった。 すきなひとと付き合い始めてからも、わたしはずっと死に…

ナツ語にまつわるエトセトラ

ナツ語の感想を書こう書こうと思いつつうまくまとめられず、アンケートに書ききったしTwitterには書かなくていいかの気持ちになりかけてきているんだが、大きいこととしては「岡内さんが舞台の上で楽しそうにしてたのが何より嬉しかった」ということと、「金…

Twitterの話

ツイートするのに気を遣う。こんなことわざわざツイートしなくても良かったと感じて、ツイートを消してしまうことが多い。 少し前までフォローを減らして、必要な情報を逃さないようにと思っていた。が、最近は人脈というか、フォローを増やしてみようと思い…

明日はきっと少しだけ

//タイトルはGOOD BYE APRILの曲名です しんどい世界から回復する方法がわからなくなってしまった。何をしてもさみしい。ここ数日舞台のDVDばかり見ているけれど、結局行けない寂しさにしかならない。/『スロウハイツの神様』の初演。行きたかったけれど行…

2019年4月自選5首

そのへんの果物ナイフで父親を殺してニュースになる大学生 (ネットプリント『140字新聞』4月号/連作「キレない若者」より)雨傘に張りつく雨、ごめん。わたし、あなたを拒まずに生きられない (ネットプリント『140字新聞』4月号/連作「レイニーサタデー…

2019年3月自選2首

早咲きの桜見上げてまだ何も忘れていないと気付いてしまう (Twitter/連作「三月八日」/8日)寄り道の石階段でするグリコ恋をするのもしないのも自由 (うたの日/題『する』/21日) ――――― 3月は27首でした。うち6首がなずなさんとのいちごつみで、他は新…

#2017年の自選五首を呟く

ふわり浮く身体 あなたは軽々とひとりの女を春風にする/高橋梨穂子 『平成二十八年度NHK全国短歌大会』佳作(俵万智選・題詠「風」) 『サラダ記念日』の恋の歌たちがめちゃくちゃ好きなので、そんな俵さんに選んでもらえたのがとてもうれしかった歌。巻き…

高橋梨穂子まとめ(一部)

窓枠が枠の形をなさずして蝶がなだれてくるかの光 『第十七回与謝野晶子短歌文学賞』青春の短歌・高校生の部入選青空に面した大きなガラス窓指紋の数だけある物語 『NHK短歌テキスト2013年7月号』佐伯裕子欄(短歌de胸キュン)・テーマ「空港」佳作あの人が…

水戸の日

今日は水戸の日。わたしの本籍地は少し前まで水戸でした。今はもう水戸の家も売りに出されて、わたしと水戸には書類上なにも繋がりがない。昨日チーズを燻製したんだけど、その味がなぜかあの家を思い出させた。リビングの埃の匂い。台所の油の匂い。和室の…

2019年2月自選3首

先生の「卒業おめでとう」の声震えて終わる最後の終礼 (Twitter/フリーペーパー『ごな』2号・テーマ「卒業」応募作)一羽きり夕の浜辺に降りてきたカラス、さみしく鳴いてみせてよ (Twitter/筑田なずなさんとのいちごつみより/7日)肩の雪払い引き戸に…

2019年1月自選5首

人類の滅亡からは程遠い気持ちで寝転ぶホットカーペット (Twitter/筑田なずなさんとのいちごつみより/10日)ターミナル わたしひとりで行く旅にきみは希望と名前をつけた (ネットプリント『140字新聞』1月号/連作「なつ・な」より)ぼんやりと見上げる…

本田技研工業株式会社

HONDAのLINEアカウントに「ファンレター」と送るとわたし宛の返事が返ってくる仕様が終わっていた。夢をありがとうございました。 これは「一流企業って本当にすごい」と思った話。(一度ツイートして消してしまったことを改めて書きます) HONDAのLINEアカ…

#音数を決めて作る不定型短歌の宴

8×4短歌ってあったじゃないですか。48488ってやつ。あれ面白いなあと思ってて、そのうちサイコロとかクジとかで句ごとの音数を決めて、それに沿って不定型短歌を作る遊びをやろうと思っているんですよね……。短歌とは何か。短歌らしさとはどこにあるのか。短…

にじみでるしる

先日、小瓶歌会に行ってきました。そのとき自由詠に出した歌について、わたしにしては面白い作り方をしたので、覚え書きのような記事です。 今回わたしは ながいことほったらかしのかさぶたをはがしたとこからにじみでるしる(たかはしりおこ) という歌を提…

危険な街

日付を勘違いして、予定があるものと思って街に出てきてしまった。そこで帰れば良かったのだけれど、なんとなく悔しいし、そのままぶらぶらすることに。 本屋に行って『ねむらない樹』vol.2を見た。 引っ越しの予定があるので荷物を増やしたくなくて、引っ越…

140字に収まらない話▲

昨日のことだけれど、sankaku▲ch(#10)を見ていました。最近ツイッターでぎゃあぎゃあ騒ぐのはやめようと思って(うっかり騒いだ時は消しちゃう)黙っていたのだけれど、やっぱり書きたいからこっちに書いちゃう。っていうかタイムラインを荒らしてしまいそ…

『歌人のふんどし2018』の話3

前回はタイトルや組み合わせの段階で気になっていた作品を中心に感想を書きました。 nashkrkr.hatenablog.com 今回はもう少し範囲を広げて感想を書いていきます。 秋山生糸さん『オペラグラス越しの愛』(タイトル提供:七波さん) KOEEEEEって声が出ました…