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『かわいいひと』(斎藤けん/白泉社花とゆめコミックス)

前回、しんどいボーイズラブ漫画の話をしたのですが、今回は圧倒的にしんどくない少女漫画の話をしたいと思います。老若男女全人類におすすめしたい。萌え転がる

 

現実世界はしんどいことが多い。恋愛しようにも出会いがない。しんどい。仕事がうまくいかない。しんどい。だからせめて、せめて漫画では夢が見たい!しんどさレスでお願いしたい!そんなわたしが自信を持っておすすめする今回の作品はこちら!

 

かわいいひと 1 (花とゆめCOMICS)

かわいいひと 1 (花とゆめCOMICS)

 

休刊となってしまったAneLaLaというLaLaのお姉さん雑誌で始まり、今はLaLaDXに移籍して連載されている作品です。

わたしは中学~高校くらいずっとLaLaとDXを読んでいたので、AneLaLa創刊時どんぴしゃでらぶでした(日本語がおかしい)

その中でもとびきり好きだった作品です。

少し話は変わりますが、この作品を友達に貸したら「すごく良かったから調べたら、この作者、今まであんまりこういう作品描いてなかったんだね~」って言われて「そうだ……『花の名前』とか描いてた……懐かしい……暗い……」って気持ちになりました。闇を抱えた小説家の家に両親を亡くした女子高生が居候する話……。確かに今までの斎藤作品を知っていると意外な作品。

 

この『かわいいひと』、一言で説明すると「かっぷるが仲良しこよしする話」という感じです。両片想いというか両両想い(?)ひたすら相手のことが好き同士!相手のことが大好きゆえに悩んだりもするのですが、ぜんっぜんたいしたことない!というか読者はどうせ相手も相手のことが好きだしな、と安心して読めます。安心しかありません。

そして主人公、死神顔のお花屋さん男子花園くん。彼が可愛い!!!!!読めばわかる!!!!!可愛い!!!!!そしてヒロイン、美少女女子大生日和ちゃん。可愛い!!!!!圧倒的美少女!!!!!可愛い!!!!!そんな二人のほのぼの恋愛漫画です。はい、平和。圧倒的安心感。しんどさレス。すべての人におすすめ。読んで。

日和ちゃんは美少女なので当たり前に可愛いのですが、この作品の可愛いところは花園くん、彼がすべてです。日和ちゃんのことが大好きな、一見死神顔の男の子なのですが、彼がもう可愛い。読めばわかる。可愛い(何度目)そんな花園くんの可愛さにきゅんきゅんする日和ちゃんなのです。そんな漫画です。

ライバルらしいライバルが出てきて掻き乱されることもなく、敵が現れるほど「わたしのほうが好きだ!!!!!」の力でねじ伏せていく日和ちゃんが素晴らしいです。そんな感じの漫画です。ほんとにしんどさレスなので、漫画で一喜一憂したくないわたしのようなタイプの人には圧倒的におすすめです。

ちなみに少女漫画をまったく読まない恋人にも読んでもらったら普通にはまってくれました。男子にも読みやすいと思います。

 

今のところ5巻まで出ていますが、これからも波乱なく、しかし末永く続いてほしいと思っている作品です。