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片手鍋の話

片手鍋を捨てた。新調したというほうが正しいのだけれど、あえて「捨てた」といいたい。大学時代から使っていた鍋だった。それだけなんですけど。それだけなんですけど、ちょっと、いやだいぶ、さみしかった。新調することを提案したのは夫だった。とはいえ、古くなっていたのだ。別に夫に悪気なんて微塵もないし、わたしも納得して新しい鍋を選んだ。それでも、さみしかった。泣くほどではない、それでもなんだかさみしかった。