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ものさし

精神科に通っている。

毎回「今月はどうでした?」という質問からはじまるわけだが、「良いというわけでもないけど、悪いかっていうと悪いというわけでもなかったと思います」と答えたら「いいですね。悪くないっていうのはいいことです。みんなそんなもんですよ、完全にいい状態ばかりって人もそんなにいないでしょう」というようなことを言われた。違和感を覚えた。あとになって考えると、自分で思う悪い状態というのは泣き叫んだり酒に溺れたりする状態で、そこまでではなかったけどずっと穏やかに死にたかったのだ。つらさが心の底に沈殿して、なにをしても清まないような。でも泣いたりはしなかったです、という。それはわたしにとってはわりと日常ではあって、だから「悪いというわけでは」になるわけだが、でもその状態がみんなにとって普通かというと違うんじゃないかなと感じている。だから精神科に通っているんですけど。泣きわめいたりしないと助けてもらえませんか。みたいな。

まあ今回はわたしの伝え方が問題だったなあと気づいたのでした。「悪い」のものさしが若干ずれているという自覚を持った。