すきによんでねブログ

たかはしりおこのなんてことないブログ

宮柊二記念館全国短歌大会の話

宮柊二記念館全国短歌大会で、秀逸Ⅱという結果をいただいた。秀逸Ⅱって、賞なんだろうか。選?そのへんのことがよくわからないので「結果」って書いたんですが……。

この大会はわたしにとって、思い出深い大会である。

小学生のとき宮柊二の作詞した校歌を歌っていた。短歌を始めるのはそれからうんとあとで高校生のときだが、はじめて短歌を作ったのはそんな小学生のとき。校歌の作詞が宮柊二先生だということで、授業で短歌を作って宮柊二記念館の短歌大会に学校から応募したのだった。わたしがはじめて作ったその短歌は、小学生の部で佳作に入った。同級生も数人、佳作や、もっと上の秀逸に選ばれた。だからってそれから短歌を続けていたわけではなく、思い返すとそんなことがあったなあという思い出。だけど、何年も経って始めたのが短歌なんだよなあ。俳句や、もっと他のジャンルではなくて、短歌。運命と呼ぶには薄っぺらすぎるけど、面白いもんだなあくらいには思う。

短歌を始めて、様々な結社が気になりつつも決定打がなく、長いこと無所属だった。が、10年ほど経って「わたしが入るのはここしかない」とコスモスに入会した。理由は大小様々あるが、「宮柊二が創った結社である」ことも間違いなく関係している。そして「コスモス」に宮柊二記念館全国短歌大会の広告を見て、また出してみようと思い、結果「秀逸Ⅱ」に選ばれた。とても嬉しかった。この大会で、という喜びがある。原点回帰とまではいかないけれど、なんだか不思議な気持ち、あったかい気持ち。どうしても運命みたいなものを感じてしまう。

それがわたしと宮柊二記念館短歌大会の思い出の話。大切な大会なので、これからも長く続くように出していきたいなと思う。もっと上の賞を目指して。